See you

早いもので、たく丸たちのForza'02での3年間の活動が終了した。たく丸が多くの素晴らしい友人に恵まれたように、私たち夫婦もまた、かけがえのない仲間に出会うことができた。

当番制で子どもたちの面倒を見ていたジュニア時代とは異なり、ジュニアユースでは親同士が知り合う機会はほとんどない。チームのホームから離れた場所に住み、ジュニア時代の繋がりもない私たちにとってはなおさらだ。家内は試合を観に行く度に、となりに座った人に話しかけるというゲリラ作戦で知己を増やしていったが、それでは埒があかないと思ったのか、父母の親睦会ができないものかと言い出した。しかしそれをどう進めてよいか分からず、相談できる相手もおらず、何もできないままいたずらに時間ばかりが過ぎて行った。

転機が訪れたのは2年生の秋、習志野での練習試合の時のことだ。試合に遅れて見学に来た母がいた。ゴール裏で見ていた私たちの近くに真っ直ぐに歩いてきて、なんの迷いもなくベンチに腰掛けたそのふるまいは、いかにも手馴れた感じがして、これは相手チームの母だなと確信した。ところが、その母からスコアを聞かれたのをきっかけに話してみると、なんとForza'02の14母ではないか。聞けば、住まいはチームのホームに程近く、選手の兄もまたForza'02の選手だったとの事。この人がこの代の主（ぬし）だと私は直感した。家内も同じ印象だったのだろう、親睦会をしたいのだと訴えかけ、14母が「適任者を知っているから相談してみる」事になった。

14母からバトンを引き継いだのは03母＆11母だ。そこからは速かった。瞬く間にメールが流れ、会場が決まり、11月に家内の念願であった親睦会が開かれた。その後も14母の自宅パーティを含め、何度も懇親会が開かれた。大事な大会があるから気合を入れるといっては飲み、試合に勝った、負けたといっては飲むで、子どもたちからは「俺たちって、ダシに使われているだけじゃね？」と疑われた。その通りである。仲間がいて、勝った喜びを分かち合い、負けた悔しさを共有できることは、何ものにも代え難い喜びなのだ。

お別れ会で03父は「チームに入った当初は、息子がちゃんとやっていけるのか心配だった。試合があれば息子が出るか出ないかが気になった。それがチームを応援するように変わり、更に選手一人一人を応援するようになっていった。今ではひとりひとりの選手全員のサポーターである」と話した。これは父母みんなの想いだろう。私もまた全く同じ気持である。

昨年末の忘年会で14母は、「東久留米総合の大塚君は、Forza'02時代は公式戦に出られなかった。それでも高校で頑張って、10番を背負って東京代表として選手権に出ることができた。それがうれしい。大晦日は西が丘に応援に行く」と話した。進学先が決まり、これから新たなスタートを切るたく丸たちにとって、これまでどういう実績を残したかが武器になるわけではない。中学時代にどういう練習をして、どういう力を身につけたかが問われるのだ。

33父は、「Forza'02の方法は正しい。常に厳しく当たれ。安易にファールで止めたりするな。それは高校では通用しない」と言い続けた。選手たちがForza'02で培った力を糧として、高校やユースでも輝きを見せてくれることを祈っている。

たく丸のジュニアユースの活動を中心に書いてきたこのブログも今回が最終回。今までお付き合い頂きありがとうございました。また高校のピッチでお会いできることを楽しみにしています。

卒業記念制作 その３

業務連絡
たく丸たちの卒業記念アルバムの制作を続けている。スライドショー用のDVDジャケットは左のデザインにする予定だ。先日、チームスタッフが撮影した写真をDVDで受け取った。昨年の分だけだが、それでも1000枚ある。07年、08年のデータももらえるそうだ。

受け取った写真を見て、スライドショー用の写真の追加や入れ替えをした。下のページにアップしたので、確認して欲しい。先日紹介したページと同じで、30日で削除されるとお知らせしたが、延長ができたのでもう30日見られる。合言葉（パスワード）は同じね。

Forza'02卒業アルバム
http://30d.jp/npcompletes/1

スタッフからの写真には、アップ時の写真も多数含まれていて、楽しそうな顔をした選手たちの写真がたくさんある。おやじは、試合でスイッチの入った選手たちの顔しか見ていないので、普段の表情とはこんなに変わるものかと感心したな。

アルバムは、スライドショー形式のDVDのほか、紙媒体のフォトブックも作ることになった。サンプルを3月のお別れ会で見てもらうことになっている。フォトブック用の写真は、一人につき2枚。テーマはオンとオフ、すなわちスイッチの入った顔と、普段の顔だ。そういう観点で写真を選び、レイアウトした。下が、フォトブック用の表紙だ。右半分が表紙、左半分が裏表紙、中央部が背表紙になる。

クリスマスカップ ②

クリスマスカップの２日目はトーナメント戦だ。初日のリーグ戦では、たく丸たちはB組１位。準決勝は、A組２位のRIOとの対戦となった。RIOを５-０で退けると、決勝も、この大会のホストチームである新宿区選抜を２-０で破り優勝した。

この大会には個人賞も設定されていて、たく丸のチームメイトでは、エースTが得点王、左サイドのSがMVPのタイトルを獲得した（写真）。ベストGK賞なんてものもあって、たく丸は一瞬自分じゃないかと思ったようだが、残念ながら取れなかった。というか、そもそもほとんどボールを触ってないもんなあ。

閉会式終了後、チームメイトたちがたく丸を伴ない、本部席に「なぜGK賞はこいつじゃないんですか」と確認に行く一幕があった。いい度胸してるね、君たち。

タグ：Forza'02

クリスマスカップ ①

今日、明日の二日は駒沢公園でクリスマスカップ。中体連の新宿区選抜、文京区選抜に中学が２校、クラブチームからはRIOとForza'02が参加している。たく丸たちは、受験で参加者数は少ないながら、３年生でチームを作って参加できた。

久しぶりの試合だが、みんなのびのびとやっていた。特に高円宮杯では不発に終わったエースTや出場機会のなかったYが大爆発。写真は、エースTがコーナーキックをヘッドで決めた瞬間だ。今日は風もなく穏やかな日で、この季節としては絶好の観戦日和になった。公式戦とは異なり勝敗にこだわる必要もないので、おやじ達も落ち着いてゲームを楽しめた。

帰り道、たく丸は友人と二人で中川屋でカレーうどんを食べて帰ろうということになったのだが、あいにく二人合わせて600円しか持ち合わせがない。おとなしく帰ってくるのかと思えば、一杯だけ注文して二人で半分ずつ食べて帰ってきた。

タグ：Forza'02

'09 第2地域トレセン ②

昨日は駒沢補助で地域トレセンがあり、たく丸も招集されて参加した。第2地域トレセンは、今年はこれが2回目の参加となる。「終わったら中川屋でカレーうどんを食べよう」とたく丸から誘いがあったのだが、おやじは見に行けなかった。

内容は、U-16・U-15混合で、第4地域トレセンと練習試合をしたらしい。ゲームは、終盤にグダグダになって3点ほど取られたと言って、ご立腹の様子だ。止められなかったか。

タグ：トレセン

'09 関東U-15トレセンリーグ 神奈川戦

U-15のトレセンリーグは今日が最終回。今日は、前節までのA・B、2グループの成績に応じた順位戦である。東京都はAグループ1位で、今日勝てば優勝だ。グループリーグ第2節で埼玉に大敗したので、1位はないと思っていたのだが、その埼玉は前節で群馬に敗れて東京が1位抜けしたらしい。

相手は神奈川県で、会場は山梨県のフォルトゥナ・アルプス・プラッツだ。往復300kmで遠いが、先週バッテリーの警告灯がついてしまったおやじの車にはありがたい。充電がてら、見に行ってきた。

東京都	1	0	1st Half	0	1	神奈川県
		1	2nd Half	1
		3	PK	1

前半は養和のタカ選手を中心として、ポゼッションに勝る東京のペースで進んだが、得点をあげることはできずスコアレスで終了した。たく丸は後半からの出場。後半は神奈川も縦に積極的に走り、イーブンペースとなった。先制は東京。むさしのコンビで神奈川のディフェンスを切り崩した。その後、神奈川が1点返して同点でタイムアップ。決着はPK戦に持ち越された。今日、シュートストップではあたりの出ていたたく丸は、PKを2本止めることができた。

昼食は、そば旬菜　奥京の甲府昭和店を利用した。おやじは小エビ天ぷらのカレーそば、女房は揚げもちおろしそば。おしゃれな雰囲気の店だった。

関東トレセンリーグ U-15　Aリーグ

[A]	Team	A1	A2	A3	A4	GS	GA	GD	P	S
A1	東京都	－	◯ 7-1	× 1-5	◯ 6-0	14	6	+8	6	1位
A2	群馬県	× 1-7	－	◯ 6-2	× 0-2	7	11	-4	3	3位
A3	埼玉県	〇 5-1	× 2-6	－	〇 3-1	10	8	+2	6	2位
A4	栃木県	× 0-6	◯ 2-0	× 1-3	－	3	9	-6	3	4位

関東トレセンリーグ U-15　Bリーグ

[B]	Team	B1	B2	B3	B4	GS	GA	GD	P	S
B1	千葉県	－	× 2-4	◯ 5-0	◯ 5-2	12	6	+6	6	2位
B2	神奈川県	◯ 4-2	－	◯ 2-1	△ 1-1	7	4	+3	7	1位
B3	茨城県	× 0-5	× 1-2	－	× 1-2	2	9	-7	0	4位
B4	山梨県	× 2-5	△ 1-1	◯ 2-1	－	5	7	-2	4	3位

順位決定戦

（A組1位）　東京都TC　１（３ＰＫ１）１　神奈川県TC　（B組1位）
（A組2位）　埼玉県TC　２ － ０　千葉県TC　（B組2位）
（A組3位）　群馬県TC　２ － ５　山梨県TC　（B組3位）
（A組4位）　栃木県TC　１ － ５　茨城県TC　（B組4位）

タグ：トレセン

東京トレセン⑥

U-15の都トレセンは今日が最終回。後は、13日に関東トレセンリーグを一試合やって、今年度の活動は終了となるはずだ。今日で最後ということもあり、少し寒いが駒沢第2球技場まで見に行ってきた。

会場についたのは7時半頃。フィールドプレーヤーを3チームに分けて、試合をしていた。チーム分けは、FC東京のメンバーで1チーム作り、後の2チームは、進学先が都内か、都外かで分けたそうだ。高円宮杯の全国大会に進む東京ヴェルディと帝京は、今日は参加していない。GKは6名くらい。2つのグループに別れて、交代しながらゲームに出ていた。

3チームともポゼッション重視のゲーム運びをしていたので、テーマを与えられていたのかもしれないが、こういうゲームをやらせればFC東京メンバーのチームに一日の長ありといった感じだ。たく丸は2回出てきて、両方ともFC東京のセットでプレーしていた。ほとんどボールが飛んでくることもなく、わざわざ見に行ったおやじとしては、その点は残念だった。

東京都のスケジュールを見ていて気付いたのだが、先月から「2013東京国体強化練習会（U-12）」が始まっている。もう4年先の強化に取り組むんだね。そういえばオフィシャルホームページも立ち上がったし、公式ブログも連日更新されていて、内容も興味深い。

タグ：トレセン

'09 関東チャレンジリーグ FC東京むさし戦

たく丸たちにとっても、むさしにとっても、この試合が中学での最後の公式戦だ。これまで何度も通った国分寺から学芸大への道も、今日で最後かと思うとおやじも感慨深い。

思えば昨年の2月、JFA Premier 東京都予選の準々決勝でむさしに0-2で敗れて以来、都の大会では常に「むさしに勝つ」という意識があったと思う。新人戦2次リーグでは勝ったものの、決勝トーナメントでは全く歯が立たずサッカーをさせてもらえなかった。クラ選でも1点のリードを守り切れず逆転負けを喫している。これまでの対戦成績は1勝3敗だ。今日はそのむさし相手に、自分たちがどれだけできるのかを確かめてくれば良いと思っていた。

Forza'02	0	0	1st Half	0	0	FC東京U-15むさし
		0	2nd Half	0

試合は立ち上がりから、お互いに早い展開で、見ていて面白い試合になった。ただ、ゴール前ではマークがきっちり着いていて、どちらにも点が入るという感じはなかったな。前半はスコアレス。後半も同じような感じだが、時間とともに両チームとも、パワープレイとなっていった。とにかく勝ちたいという気持ちが伝わってくる。守備が薄くなる分、どっちかに点が入りそうな気配もあったのだが、結局0-0のスコアレスドローとなった。

むさしは、3年生18名をすべて使っての試合だった。試合終了後、両チームとも父兄の前にやってきて、3年間ありがとうございましたと挨拶をした。むさしのキャプテンは「勝てなくてすみませんでした」と涙が止まらない。関クラの9決や高円宮杯のレイソル戦の思いが交錯しているのだろう。ジュニアユースの公式戦は終わってしまったが、次は高校が待っている。むさしもたく丸たちもまだまだ強くなれるよ。

'09 関東チャレンジリーグ

[G]	Team	G1	G2	G3	G4	G5	G6	GS	GA	GD	P	S
G1	AZ'86東京青梅	－	〇 1-0	〇 1-0	× 0-1	〇 2-0	△ 1-1	5	2	+3	10	1位
G2	FC東京U-15むさし	× 0-1	－	△ 1-1	△ 1-1	△ 0-0	△ 1-1	3	4	-1	4	6位
G3	府ロク	× 0-1	△ 1-1	－	〇 3-1	△ 1-1	〇 2-1	7	5	+2	8	2位
G4	横河武蔵野	〇 1-0	△ 1-1	× 1-3	－	× 1-2	△ 2-2	6	8	-2	5	5位
G5	Forza'02	× 0-2	△ 0-0	△ 1-1	〇 2-1	－	× 0-1	3	5	-2	5	4位
G6	JEFA	△ 1-1	△ 1-1	× 1-2	△ 2-2	〇 1-0	－	6	6	±0	6	3位

試合開始前に、前の試合の応援に来ていた父兄から「ブログ見てますよ」と挨拶されたのだが、とっさのことで変な受け答えをしてしまったような気がする。気を悪くされませんように。

タグ：Forza'02

'09 高円宮杯・関東大会 結果

• Aブロック
• Bブロック
• Cブロック
• Dブロック
• Eブロック

関東代表チームは、Dブロックの帝京FCを除けば、関東リーグの1位・2位・3位・5位のチームだ。関東リーグ上位が着実に全国に駒を進めた形だが、それだけに帝京FCの全国出場が光る。関東リーグ4位のみなとみらいと7位のジェフ習志野を破っての出場だ。考えてみればこの2チームは関クラの優勝と準優勝のチームなんだな。たく丸たちは、みなとみらいを破った帝京FCに勝って、ごっつあんと行きたかったんだけどね。

20日が全国の抽選日。一次ラウンド（12/19･20･23）の会場は、宮城（2面）・名古屋（3面）・徳島（2面）・宮崎（2面）だ。昨年までとは違い、上位1チームだけが決勝トーナメントに進める。準々決勝（25日）は大阪、準決勝（27日）は西が丘、決勝（29日）は国立で天皇杯準決勝の前座を務める。

'09 高円宮杯・関東大会 決定戦 柏レイソル vs FC東京深川

たく丸たちの試合がなくなったので、今日はBブロックの決勝を見に、深川に出かけた。昨日とはうって変わって、今日は快晴。風も穏やかで温かく、絶好の日和だ。決勝は柏レイソルとFC東京深川のカード。今年のレイソルは無敵じゃないかとも思うが、深川は何故か高円宮杯に強い。これまで5年連続で全国ベスト4に残っている。昨年は関東リーグは11位と低迷したが、高円宮杯では全国制覇している。

今日は、深川は昨日2得点した10番にどれだけいいボールを配給できるかだろうなと思って出かけたのだが、10は試合に出ていなかった。何かあったのかな。

柏レイソルユース	2	0	1st Half	0	1	FC東京U-15深川
		2	2nd Half	1

試合は立ち上がりからレイソルの一方的な展開になった。レイソルに攻め込まれると、深川は、前線に2枚を残して全員がボックス内まで下がり一列に並ぶ。8-0-2みたいなフォーメーションだ。ボールを弾き返しても、そこにはレイソルの選手しかおらず、鳥かご状態になっている。それでも、ボックス内の人数が厚いせいか、有効なシュートはあまりない。前半はスコアレスで終了した。

後半もそんな立ち上がりだったが、深川がカウンターから先制。左サイドからボックス内に侵入した選手が、切り返してディフェンスを外し、落ち着いてニアポスト脇に決めた。そこからは、波に乗りたい深川の時間が続く。右サイドからマークを外してボックス内に侵入した選手が、フェイントを織り交ぜながら、ゴール正面まで運びシュートを放ったが、これはGKに触れコーナーとなった。チャンスの数が少ない深川だけに、これを何とか決めたかったね。

一方のレイソルは、中央からスルー。深川のディフェンスの反応が遅れ、GKが出るもレイソルの選手が早く、ゴール左隅に決まって同点。更に、右サイド角度のないところから放ったシュートが、GKにあたり、次いでクロスバーに当たって跳ね返ったところに詰めていた選手が決めて逆転した。

FC東京は、むさしも深川もレイソルの前に涙を飲む結果となった。両チームともクラ選も関東で敗退しているため、この代は全国を経験できなかった。これだけ技術の高いメンバーがそろい、完成度の高いサッカーしながらも全国には行けないとは。関東は本当に厳しい。