人生激場 [Book]
週刊新潮に連載されたエッセイをまとめたもので、おやじたちの暇つぶしを目的とした内容である。一話で一箇所くらいガハハと笑えればそれでオッケーという本なのだが、時折り鋭いフレーズが飛び出してくる。
たく丸は器用なたちで、苦労に苦労を重ねて何かを習得したという経験が薄い。器用なことは武器ではあるが、逆に弱点にもなりかねないと言ってきた。出来たからと言ってほったらかしておいた場合、苦労して出来るようになったものには、完成度においてかなうはずがない。特に今やってる勉強なんかはすべて基礎であり、基礎においては継続のみが力だと思うのだよ。「じゃ、すぐに出来ちゃった場合はどうすればいいの?」とたく丸は聞くが、そういう君には次のフレーズを送ろう。
想像力の欠落とは、すなわちセンスの欠落と等しい。料理がうまく作れないのはセンスがないからだという話にでてきた言葉。サッカー・センスというのも、次のプレーに対してどれだけイメージを持てるかということなんだろうな。
たく丸は器用なたちで、苦労に苦労を重ねて何かを習得したという経験が薄い。器用なことは武器ではあるが、逆に弱点にもなりかねないと言ってきた。出来たからと言ってほったらかしておいた場合、苦労して出来るようになったものには、完成度においてかなうはずがない。特に今やってる勉強なんかはすべて基礎であり、基礎においては継続のみが力だと思うのだよ。「じゃ、すぐに出来ちゃった場合はどうすればいいの?」とたく丸は聞くが、そういう君には次のフレーズを送ろう。
これは言い換えれば、もって生まれた才能を、さらに磨くために努力することが苦ではない、ということだ。何事においても、才能を磨き続ける才能がある、ということが、プロとしてやっていくための唯一の資格と言っていいのではないか。彼らの話を聞くたびに、私はそう思うのだ。