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清瀬市 内山運動公園 [Soccer]

たく丸は朝から英検準2級の二次試験に出かけていった。一次の後、「単語がさっぱり分からなかった」と言ってたので、一次通過は本人にとっても驚きだったようだ。実際、単語・文法分野では、受験者平均にも満たない。勉強不足が丸見えだ。一次合格の知らせを聞いて、なみぞうは「よかったじゃん。でもこんなので通っていいのかな」と心配する。全くその通りだ。家で勉強する姿を見たことないもんね。本人は学校では脅威の集中力で授業を受けているので問題ないのだと言うが、おやじは睡眠学習ではないかと疑っている。

KiyoseUchiyama.jpg テスト会場は帝京高校。話は変わるが、帝京高校サッカー部の練習場は、清瀬市の内山運動公園サッカー場という人口芝のグラウンド(左の写真)だ。このグラウンドは名前からすると公共設備のように思える。帝京高校との関係はどうなっているのかネットを調べて見たところ、山口市議会の行政視察報告に詳しく載っていた。
この報告を中心に経緯をまとめると次のようになる。
  • 清瀬市は東京都流域下水道局より下水道処理施設の屋上部を借り受け、運動公園として利用していたが、整備が必要な状態だった
  • 2004年板橋区加賀から板橋区稲荷台に校舎移転。これに伴い、サッカー部の練習拠点を探す必要ができた
  • 清瀬市のサッカー連盟会長が帝京高校サッカー部出身者で、内山運動公園とサッカー部の状況を把握していることから、帝京学園校長名で清瀬市へ人工芝サッカーピッチ2面と隣接地へ土ピッチ1面、夜間照明設備、クラブハウスの整備を要望した
  • 都下水道局・清瀬市・市体育協会・帝京学園と協議し、
    • 市体育協会はNPO法人格を取得し、都下水道局から直接土地を有償借用
    • 帝京学園は施設整備をすることと、体育協会の会員となり市と体協に協力
    により、実現した
  • 2006年に日本サッカー協会公認の人工芝使用のピッチ2面、夜間照明設備、クラブハウス等が整備された。国・都の助成はなく、事業費は帝京学園が負担、金額は不明だが、約3億円はかかっている
  • サッカー場1面とクラブハウスは市体協、その他は清瀬文化スポーツ事業団が管理運営している
市体協が場所を用意して帝京が整備したということで、これはFC東京むさしと学芸大附属小金井中のケース(学芸大クラブ)と似ている。

設備の完成した2006年にはジュニアユースチームの帝京FCを発足させた。この時のお知らせには次のようにある。

帝京FC発足と平成19年度セレクションのお知らせ

拝啓 時下ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
帝京学園は、帝京高校サッカー部のグランド移転に伴い、清瀬市内山運動公園に人工芝2面のサッカー場を建設しました。
中学生年代の育成、環境整備のため帝京FCを発足することになりました。
帝京FCは、充実した指導体制のもとに、「世界に通用するクリエイティブな選手の育成および強化」を第一の目的とし、サッカーだけでなく、人間形成にも重点を置き、バランスのとれた人材の育成を目指しています。
平成19年度に向けて、現在小学6年生、中学1年生、中学2年生の選手を対象とした『セレクション』を下記の要領にて開催致します。
2007年に実質的な活動を開始したと思われる帝京FCの2008年の活躍は記憶に新しい。高校サッカーの強豪校がジュニアユース世代からの一貫指導体制に取り組むのは最近のトレンドになっているようで、帝京もその流れを取り入れた形だ。安藤隆人氏の「高校サッカー&Jユース強豪・有力チーム徹底ガイド」によると、こうした一貫指導は、中高併設校が中等部の強化という形で始まり、中学を持たない高校はクラブチームを立ち上げる形で追随したそうだ。都内の高校で見ると、暁星やかえつ有明が前者、成立(クラブは埼玉県)が後者にあたるだろう。帝京は中学を有するものの、育成の場を学内の中学ではなく、外部にクラブチームを設ける形で求めた点が興味深い。


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