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親の普段の行動 [etc.]

昨日の朝日新聞朝刊で面白い記事を見つけた。
本読む親の子優秀 下位はワイドショー ベネッセ調査(アサヒコム)
 「成績上位の子どもの保護者は本をよく読む」「下位の子の親が好むのはテレビのワイドショー」。お茶の水女子大とベネッセ教育研究開発センターが共同で調査したところ、親をハッとさせるこんな結果が出た。保護者の普段の行動と子どもの学力には強い関係性があるという。
2700名ほどの小学5年生とその保護者に、小学生には国語と算数のテストを解いてもらい、保護者には普段の行動をアンケートして分析したものだ。調査結果はベネッセのページに教育格差の発生・解消に関する調査研究報告書としてアップされていて、記事はこの報告書の分析編 第2章の内容をまとめたものになっている。成績上位の子の親は、成績下位の子の親に比べ、
  • 美術館や展覧会によく行く
  • 本をよく読み、家の中にもたくさん本がある
  • 新聞の政治経済欄を読む
  • パソコンでメールする
という特徴があり、逆に成績下位の子の親は、成績上位の子の親に比べ、
  • スポーツ新聞や女性週刊誌をよく読む
  • テレビのワイドショーやバラエティ番組をよく見る
という特徴があるとしている。

政治経済欄ですか。スポーツ面や社会面で許してもらえないかな。今日の朝刊の福山雅治の8ページにわたる広告特集を見て、「おお!なみぞうに知らせなくっちゃ」と、メールを送るようではダメか。美術館に最後に行ったのは何年前かなあ。朝は「めざましTV」でなく、「おはよう日本」にしないといかんかなあ・・・なんてことは実は全く思わない。アサヒコム上にはアップされていないが、紙面ではお茶の水女子大副学長・耳塚寛明氏の次のようなコメントが掲載されていた。
学力格差は、保護者の所得や学歴、家庭の文化的環境などと密接に関連している。保護者の行動を明日から変えればいい、という簡単な問題ではない
そりゃそうだろう。じゃ、親はどうすればいいんだと思って報告書を読んでみたが、そこまで踏み込んだ考察はなされていない。各家庭の取り組みは各家庭で考えろということだろうか。


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